「竜山石の世界」-高砂市竜山石について

竜山石は兵庫県高砂市でのみ採石され、1700年以上の長 い歴史を持っています。 白亜紀後期(約1億年前)の火山活 動により噴出した厚く堆積した流紋岩が、水中で粉砕され、 流紋岩溶岩のかけらが堆積し再固結してできた、ハイアロク ラスタイトという稀な凝灰岩です。 また、古墳時代 (AD 300-700) には、大王や有力豪族の棺に使用され「大王の 石」と呼ばれてきました。何世紀にもわたり、寺院・神社・城・ 戦前の建物など、多様な建築用途の材料として長年にわ たって使用されてきました。最近では石の持つ独特の質感・ 色などを活かして、小物やアクセサリー ケアアイテムなど様々な分野で可 能性を見つけています。

兵庫県高砂市は「結びのまち高砂」「ブライダル都市高砂」といわれ、「尉と姥」(高砂人形)の由来となる霊松「相生の松」がある高砂神社は、「高砂の松」と「住吉の松」とが「相生の松」であるとして、尉と姥が、もとはひとつ、離れていても末永くかわらぬ夫婦の愛を寿ぎ、和合長寿の象徴を謡った能「高砂」の発祥の地です。

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